インフルエンザの予防
横浜市金沢区 六浦皮ふ科
無添加ワクチンとタミフル予防投与
2025年度ワクチン予約受付中
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インフルエンザワクチンの効果
重症化の予防がメインの効果です。
アレルギー科でもある六浦皮ふ科では、無添加ワクチンを使用しています。
厚労省の情報
- 発病予防の効果 34~55%
- 重症化予防の効果 82%
ハイリスクの方
次に該当する方は、ワクチン接種を積極的にご検討ください。
六浦皮ふ科での接種について
使用ワクチン
- 無添加ワクチンを使用します。
- フルミスト®は取り扱っておりません。
- 公費の接種はおこなっておりません。
予約方法
- 再診の方は
受付窓口で先着順に予約を承ります。 - 新患の方は
15時から17時にお電話でご予約をお願いいたします。 - 六浦皮ふ科の診察券をお持ちでない方は、マイナ保険証をお持ちください。
料金
自由診療 4,400円(税込)
(公費ワクチンではありません)
当院ワクチンの特徴
六浦皮ふ科では、アレルギー反応が起こりにくい無添加ワクチンを使用しています。
理由については下記「参考:ワクチンの添加物」をご覧ください。
(公費のワクチンには、チメロサールとホルマリンが含まれます)
無添加ワクチンをお勧めする方
- 妊婦さん(とそのご家族)
- アレルギー体質の方
- 基礎疾患がある方
参考:ワクチンの添加物
詳しくはこちら
チメロサールについて
以下は厚労省PDFから抜粋です。 infu090918-04.pdf (mhlw.go.jp)
・チメロサールはエチル水銀に由来する防腐剤であり、複数回接種用のバイアル等の開封後の細菌汚染防止のために古くから用いられてきた物質である。
・1990年代に、自閉症等の発達障害との因果関係が指摘されたが、
1)最近の疫学研究では、発達障害との関連性は示されていない、
2)また、薬物動態学的にもエチル水銀の代謝・排泄は早いこと等からも、
3)接種によるベネフィットがチメロサールのリスクを上回るとの評価が主流であり、
日本及び欧米の規制当局もその考え方を支持している。
・しかしながら、妊婦については保存剤を使用しない製剤(北里研究所の0.5mL シリンジ製剤)を選択できるよう、供給体制を整備するとともに情報提供を行う。
ホルマリンについて
ホルマリンは、蕁麻疹、刺激性皮膚炎、シックハウス症候群の原因となります。
タミフルの予防投与
接触後のインフルエンザ発症を予防
効果と投与方法
インフルエンザの発症リスクを70〜90 % 前後抑制できるデータが複数あります。
- 予防効果は、高リスク者において特に有用性が示唆されています。
- 服用タイミングは、接触後48時間以内が目安で、24時間以内の開始が予防効果を高めるポイントです。
- 服用期間:通常1日1回、7~10日間。
- 用量目安:成人では75 mg/日、腎機能に応じて調整します。
予防投与の例
六浦皮ふ科では、かかりつけの患者様に予防投与を行っています。
発熱などの症状がない方が対象です。
| 状況 | 説明 |
|---|---|
| ①感染者に接触 | 職場での接触や濃厚接触が避けにくい家庭 |
| ①+65歳以上 | 重症化リスクがあります |
| ①+基礎疾患がある | 心疾患、糖尿病、免疫抑制状態などがある場合、積極的な予防投与の対象 |
| 受験・結婚式など重要な予定 | イベントの1週間ほど前から当日まで服用 |
発熱など既に症状がある方は、発熱外来の受診をお願い致します。
診療区分
予防投与は、原則として保険適用外となります。
ただし、以下の場合には例外的に保険適用として扱われることもあります。
- 「インフルエンザウイルス感染症の患者と同居の方」であること
- かつ、65歳以上、慢性疾患、腎機能低下、免疫抑制状態など「高リスク条件を満たす方」であること
予防投与開始が遅れてしまった場合
基本的な考え方
接触後48時間を過ぎると予防効果が不確実になります。
| 状況 | 方針 |
|---|---|
| 接触後 48時間を少し過ぎた(1〜2日程) | 予防投与をする可能性あり。特に高リスク者では有効性が期待されます。 |
| 軽い症状が出始めている | 予防投与ではなく、治療が必要になります。発熱外来の受診をお願いします。 |
| 症状はないが、接触から数日経過 | 予防投与は不要です。ワクチン接種や手洗い・マスクなどの対策。 |
医師の判断が重要な理由
- 高齢者、妊婦、基礎疾患を持つ人などでは、多少遅れても投与のメリットが判断されるケースがあります。
- 一方で、健康な成人では予防効果が限定的と判断され、あえて投与を見送るケースもあります。
料金(自費診療の目安)
| 項目 | 費用の目安(概算) |
|---|---|
| 診察料 | 約4,000円前後 |
| 薬剤費 | 約3,000〜5,000円程度 (ジェネリック薬も含む) |
| 合計費用 | 診察料+薬剤費でおおよそ7,000〜10,000円程度 |
※ 実際の費用は医療機関や薬局、処方量・薬剤種類(先発品/ジェネリック)により変動します。
タミフルの先発品とジェネリックの違い
詳しくはこちら
| 項目 | タミフル(先発品) | オセルタミビル(ジェネリック) |
|---|---|---|
| 製造元 | 中外製薬(ロシュ社)等 | 複数製薬会社(例:東和薬品など) |
| 有効成分 | オセルタミビルリン酸塩 | 同じ成分(品質基準を満たす) |
| 効果・安全性 | 臨床試験での実績あり | 先発品と同等と評価されているものが多い |
| 剤形・種類 | カプセル・ドライシロップ など | 錠剤、カプセル、懸濁液など多様 |
| 価格(薬価基準) | 基本価格 | 先発品より割安 |
薬剤選択は、医師の指示・処方に従ってください。費用を抑えたい場合はジェネリックを選ぶケースが一般的です。
禁忌および慎重投与対象
詳しくはこちら
禁忌(使用してはいけない人)
| 対象 | 理由 |
|---|---|
| オセルタミビル(タミフル)の成分に過敏症既往がある人 | 重篤なアレルギー反応(アナフィラキシーなど)のリスクがあるため。 |
慎重投与(使用にあたって注意を要する人)
| 対象 | 主な注意点 |
|---|---|
| 腎機能低下者 | 血中濃度が上昇しやすいため、用量調整が必要です。 |
| 小児・未成年者(特に男性) | 異常行動の報告があり、服用中は保護者の見守りが推奨されます。 |
| 妊婦・授乳中の方 | 安全性データが十分ではないため、医師と相談の上で使用を検討。 |
| 肝機能障害・精神疾患既往者 | 重篤な副作用リスクの可能性があり、慎重監視が必要とされます。 |
副作用・注意点
- よくある副作用:吐き気、下痢、腹痛、発疹、紅斑 など。
- 稀な副作用:アナフィラキシー、異常行動(特に小児) など。
- 投与中は、特に夜間や服用後の様子に注意し、家族・保護者が見守ることが望ましいです。
- 腎機能低下者では血中濃度が上昇しやすいため、用量調整が必要となります。
※ インフルエンザ予防・治療に関しては必ず医師の判断を仰いでください。
監修:アレルギー専門医・皮膚科専門医花田美穂
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