アトピー性皮膚炎👍
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アトピー性皮膚炎
横浜市金沢区 六浦皮ふ科

従来治療をベースに光線療法~最新治療

📅 デュピクセントと
イブグリース
電話予約はこちら
(15時〜17時)

アトピー性皮膚炎とは?


アトピー性皮膚炎はかゆみを伴う湿疹が慢性的に繰り返される皮膚の病気です。
皮膚のバリア機能の低下や免疫の乱れが関与しており、生活の質(QOL)を大きく下げてしまいます。


横浜市金沢区の六浦皮ふ科では、アトピー性皮膚炎診療ガイドラインに基づいて、患者さん一人ひとりに合わせた最適な治療法をご提案しています。

基本的な治療

  • 保湿剤によるスキンケア
  • 食事療法
  • ステロイド外用薬
  • タクロリムスなど免疫調整薬の外用
    ・タクロリムス軟膏:非ステロイド性
    ・コレクチム軟膏:非ステロイド性・外用JAK阻害薬
  • 抗アレルギー薬(内服)
  • 外用療法が難しい場合
    光線療法:エキシプレックス、ナローバンド

これらの基本治療に加えて、中等症〜重症の方には最新の治療法をご案内しています。

最新の治療法

  • デュピクセント(Dupixent®)
    デュピクセントは生物学的製剤で、アトピー性皮膚炎の炎症を引き起こす原因となるサイトカイン(IL-4、IL-13)をブロックします。
    皮疹の改善だけでなく、かゆみの軽減にも高い効果があります。
    デュピクセントについて詳しくはこちら
  • ミチーガ
    IL-31(インターロイキン31)をブロックし、アトピー性皮膚炎のかゆみをおさえる薬です。

治療の流れ

  1. 初診
  2. 皮膚の状態に応じた治療方針のご提案
  3. 基本治療または最新治療の導入
  4. 定期的なフォローアップ

よくあるご質問

Q. デュピクセントは保険適用ですか?

A. はい、アトピー性皮膚炎に対して健康保険が適用されます。

Q. 通院の頻度はどのくらいですか?

A. はじめは週2間毎に通院し、1か月毎、安定したら3か月毎の通院になります。

Q. アトピーは完治しますか?

A. アトピー性皮膚炎は「体質」に関係するため、完全に治るというよりも、症状をコントロールしながら改善していく病気です。当院では、薬物療法に加えて、生活習慣・スキンケア・食事の見直しを組み合わせて、再発を減らす治療を行っています。

Q. ステロイド外用薬は使い続けても大丈夫ですか?

A. 適切な強さと量を医師の指導のもとで使用すれば、安全に使うことができます。症状が落ち着いたら保湿剤に切り替える「プロアクティブ療法」など、

Q. アトピーに効く食事や生活習慣はありますか?

A. バランスの良い食事、腸内環境を整える発酵食品、十分な睡眠が大切です。また、汗や乾燥で悪化しやすいため、入浴後の保湿ケアも欠かせません。食事療法については食事療法ページをご覧ください。

Q. 漢方薬はアトピーにも使えますか?

A. はい。体質改善を目的として漢方を併用することがあります。特に「冷え」「便秘」「ストレス」などが関係する方に効果的です。当院の女性のための漢方外来でご相談いただけます。


監修:皮膚科専門医 花田美穂

© 横浜市金沢区 六浦皮ふ科 | アトピー性皮膚炎(デュピクセント・JAK阻害薬・光線療法)

六浦皮ふ科での
デュピクセント治療

対象


  • アトピー性皮膚炎で15歳以上
  • ステロイド外用剤、プロトピック軟膏、コレクチム軟膏、
    を投与しても効果不十分の患者さん

治療をうけた患者さんの声


  • 「よく眠れるようになった」
  • 「汗によるかゆみやヒリヒリ感がなくなった」
  • 「ガサガサ、赤み、かゆみがなくなり、つるつるになった」


作用機序


デュピクセントは生物学的製剤で、IL-4受容体(IL-4Rα)に作用しアトピー性皮膚炎の炎症を引き起こす原因となるサイトカイン(IL-4、IL-13)をブロックします。
皮疹の改善だけでなく、かゆみの軽減にも高い効果があります。

使用方法


  • 投与開始日のみ、2本を皮下注射
  • その後は2週間毎に、1回1本を皮下注射
  • 自己注射なので、維持期になれば通院は3か月に1回で済みます
  • 注射はとても簡単で、押し当てるだけのオートインジェクター方式です
  • 初めは院内で看護師が指導しますのでご安心ください


デュピクセント専用
相談電話


  • 0120-50-4970(ゴーヨクナレ)
  • 平日9:00~17:00
  • 専任スタッフがご対応します
  • お気軽にお問合せください

当院での診療の流れ


①六浦皮ふ科の予約

受診前にお電話で「デュピクセント皮下注射希望」と伝え、受診初回の予約をお取りください
(初回の投与はできません)
電話:045-784-0385

②受診初回
・診察、適応の有無の確認
・皮疹の確認/評価 (皮疹面積、重症度スコア、患者満足度)。
・採血:アトピー性皮膚炎の重症度のマーカーTARC値やIgEの測定
・薬剤投与の日時を予約

③2回目:初回から2週間前後
・動画にて実際の投与方法を確認して頂きます
・1本目は看護師が指導します
・2本目はご自身にて投与して頂きます
(投与開始日のみ2本、その後は1本ずつ投与)

④3回目以降
患者さんご自身で注射投与します。
問題なく施術できましたら次回受診時からは練習はなく、2または3か月分を処方します。
2週間に1回、ご自宅で自己注射していただきます。


料金

薬剤費の自己負担額(窓口での支払額)

保険 初回
2本分
2回目以降
1本分
3割 35,265円 17,633円
2割 23,510円 11,755円
1割 11,755円 5,878円

医療費助成制度について


デュピクセントを導入した患者さんは、効果に大変満足されますが、「治療費が高い」と考える方もおられます。


●国の定めた高額療養費制度

年齢、収入により異なりますが、費用負担が軽減されるケースがあります。
ある企業では、月2万円以上の医療費は健保組合が負担してくれるということでした。
勤務先の組合、役所にご確認ください。

●ひとり親家庭への医療費補助制度
自治体によってはひとり親家庭(母子家庭・父子家庭)の方に医療費助成を行っている場合があります。
助成内容や自治体により異なりますので、詳しくはお住いの自治体にご確認ください。

●学生などへの医療費補助制度
大学などの学校では、独自に学生の医療費負担を補助する制度を運営している場合があります。
手続きが必要な場合もありますので、詳しくは大学の学生課などにご確認ください。

他院にて導入済みの方


すでに他院で導入済みの方にもご対応可能です。
デュピクセント初回導入時の医師の皮膚症状の評価が必要になりますので、必ず紹介状をご持参ください。

よくある質問


・何回目ぐらいからよくなりますか?
1回目で効果を実感される方が多いです。ほとんどの患者さんで、2~3回までにかゆみが明らかに軽減します。   

・デュピクセントを始めるとどれぐらい続ければよいのでしょうか?
まずは16週間(約4か月)継続するようにお話ししています。
16週間後に効果があれば続け、効果がなければ中止するようにと定められています。

・注射はどれぐらい痛いですか?
思ったより痛くないという患者さんが多いです。

・自己注射は難しいですか?
個人差はありますが当院では看護師が指導します。自己注射が困難な方は、院内での注射を継続することも可能ですのでご相談ください。

・どんな副作用が多いですか?
頻度が高い副作用は結膜炎です。必要に応じて眼科の受診をおすすめしております。当院では、重篤な副作用報告はほぼありません。

・デュピクセントを投与していても新型コロナウイルスワクチンを接種して問題がないですか?
接種は可能です。
デュピクセントは生ワクチンを接種する場合に注意が必要とされています。

六浦皮ふ科での
イブグリース治療

対象


  • 成人のアトピー性皮膚炎
  • 小児では12歳以上かつ体重40kg以上
  • ステロイド外用剤、プロトピック軟膏、コレクチム軟膏、モイゼルト軟膏、
    を投与しても効果不十分の患者さん

イブグリースの特徴


  • 効果が早い
  • 投与間隔の延長ができるので、薬剤費がおさえられる
  • 休薬後の再発が少ない
  • 有効性が高い



作用機序


イブグリースは、アトピー性皮膚炎の病態形成に中心的な役割を果たすIL-13に結合するヒトIgGモノクローナル抗体です。

IL-13を介したアトピー性皮膚炎の2型炎症をブロックすることで、かゆみ、皮疹への効果を発揮します。


 

使用方法


  • 初回、2週後に1回500mg、4週以降は1回250mgを2週間隔で投与します。
  • 4週(3回目)以降は患者さまの状態に応じて1回250mgを4週間隔で投与する事ができます。
  • 当院では16週後のEASI、NRSなどのスコアを指標に、4週間隔へ延長していきます。
  • 注射は押し当てるだけのオートインジェクターであり操作がとても簡単です。
横浜市金沢区六浦皮ふ科イブグリースの投与方法

イブグリースの有効性


  • 投与開始16週時点で、EASI75達成率は58.8%、EASI90達成率は38.3%でした。
  • 投与開始52週時点で、EASI75達成率は2週間隔投与群で78.4%、4週間隔投与群で81.7%でした。
  • EASI90の達成を維持した割合は2週間隔投与群で64.0%、4週間隔投与群で66.4%でした。

2週間隔で投与するよりも4週間隔で達成率が良い、という結果でした。


注意事項


アトピー性皮膚炎の治療の基本は外用剤です。
本剤投与時には、アトピー性皮膚炎の状態に応じて、抗炎症外用剤や保湿外用剤を併用する必要があります。


当院での診療の流れ


  1. 予約
    受診前にお電話で「イブグリース皮下注射希望」と伝え、初診の予約をお取りください(初回の投与はできません)。
    電話:045-784-0385
  2. 初診
    ・診察時に適応の有無の確認。
    ・皮疹の確認/評価 (皮疹面積、重症度スコア、患者満足度)。
    ・採血:アトピー性皮膚炎の重症度のマーカーTARC値やIgEの測定。
    ・薬剤投与の日時を決め予約します。
  3. 2回目
    初回から2週間前後で採血結果説明、投与開始
  4. その後
    自己注射が可能となります。

料金

薬剤費の自己負担額(窓口での支払額)

保険 2回目まで
2本分
3回目以降
1本分
3割 36,912円 18,456円

医療費助成制度について


●国の定めた高額療養費制度
年齢、収入により異なりますが、費用負担が軽減されるケースがあります。
ある企業では、月2万円以上の医療費は健保組合が負担してくれるということでした。
勤務先の組合、役所にご確認ください。


●ひとり親家庭への医療費補助制度
自治体によってはひとり親家庭(母子家庭・父子家庭)の方に医療費助成を行っている場合があります。

助成内容や自治体により異なりますので、詳しくはお住いの自治体にご確認ください


●学生などへの医療費補助制度
大学などの学校では、独自に学生の医療費負担を補助する制度を運営している場合があります。
手続きが必要な場合もありますので、詳しくは大学の学生課などにご確認ください。


他院にて導入済みの方


すでに他院で生物学的製剤を導入済みの方にもご対応可能です。
生物学的製剤を初回導入時の医師の皮膚症状の評価が必要になりますので、必ず紹介状をご持参ください。


デュピクセントで結膜炎が悪化する、JAK阻害薬で副作用がでる、JAK阻害薬が二次無効であった、などの患者様にも、イブグリースを使用できます。

よくある質問


・何回目ぐらいからよくなりますか?
1回目で効果を実感される方が多いです。ほとんどの患者さんで、2~3回までにかゆみが明らかに軽減します。 


・イブグリースを始めるとどれぐらいで効果がでますか?
まずは16週間(約4か月)継続するようにお話ししています。
16週間後に効果があれば、使用を継続し、効果がなければ中止するように定められています。
六浦皮ふ科では16週後に、EASI、NRSなどのスコアや血液検査のTARCを指標として効果判定をしてます。


・どんな副作用が多いですか?
結膜炎、上咽頭炎、注射部位反応(紅斑、疼痛、そう痒感、腫脹など)、好酸球の増加が報告されています。

新薬情報オンラインより引用