女性のための漢方外来
横浜六浦皮ふ科
赤ら顔・冷え性・生理痛・更年期障害・不眠・肌トラブルに
漢方外来とは?
六浦皮ふ科の「女性のための漢方外来」では、赤ら顔・冷え性、生理痛、更年期障害、不眠、肌トラブルなど、 女性特有のお悩みに対して体質改善を目指す治療を行っています。
対象となる主な症状
- 赤ら顔
- ニキビ・肌荒れ
- 冷え性・むくみ
- 偏頭痛
- 更年期障害(のぼせ・不眠・気分変動)
- 生理痛・月経不順
- 慢性的な疲れ・肩こり
漢方治療の特徴
西洋医学の検査では異常が見つからない不調であっても(例えば西洋医学では、冷え性そのものを治せる治療薬がないのです)、東洋医学では 体質・生活習慣を重視し治療ができる特徴があります。
比較的速やかに効果が出る場合も少なくありませんが、体のバランスを整え、自然な回復力を引き出すことを目的とします。
診療の流れ
- 問診:症状や生活習慣、体質についてお伺いします。
- 診察:脈・舌・お腹の状態などから証(体質)を確認します。
- 処方:証に合った漢方薬をお選びします。
- フォロー:定期的に経過を確認し、変化に応じて処方を調整します。
よくある質問
Q1. 漢方薬は保険が使えますか?
→A1. はい、当院では保険適用の漢方薬を処方しております。煎じ薬や自費処方にもご対応可能です。Q2. どのくらいの期間で効果が出ますか?
→A2. 個人差があります。比較的早期に改善を感じる方から、数週間から数か月の継続で体質の改善を実感される方もいます。Q3. 漢方薬は飲みにくいですか?
→A3. エキス顆粒の処方が中心で、お湯に溶かして服用いただくタイプです。苦味がある薬もありますが、徐々に慣れる方が多いです。Q4. 西洋医学との違いは?
→A4. 西洋医学では治療が難しい前述の症状は、実は漢方の得意分野です。また、西洋薬で治療中であっても、補助的に漢方を使うことで、症状の改善が認められる方も多いです。
漢方の治療は、体に不足している成分を生薬(ハーブ)で補うという考えに基づきます。
Q5. 漢方を選ぶ際の注意点は?
→A5. 同じ症状であっても、各自の証(体質)によって漢方の効果が異なることです。ここが西洋薬と大きく異なります。Aさんには効いても、Bさんには効かない場合があり、専門医の出番です。当院では、漢方専門医が証(体質)に合った漢方薬をご提案します。
Q6. 治りづらい皮膚疾患になぜ漢方は効くのですか?
→A6.難治性の皮膚病であるアトピー性皮膚炎が増加していますが、これは、現代人のライフスタイルにも原因があると考えています。
冷暖房完備の部屋で、パソコン、スマホを一日中使用する。交通手段は、車や電車、バスで意識しなければ歩きません。
生活の便利さと引き換えに、神経過敏、不安、不眠になり、運動不足、体を冷やす生活様式により、皮疹が治りにくくなっているのです。
そして、毎日たくさんのアトピーの患者さんを診察して思うことは、アレルギーは、陰陽表裏のアンバランスから生じるということです。
皮膚科では、ぱっとみ=望診が中心になりがちです。(望診:皮膚や髪、爪、舌、姿勢や動作を見て、病態を診察する方法)
顔が真っ赤でかゆみが強いと、どの患者さんも一見、陽証(病状が動的で、代謝が亢進している状態)にみえます。
しかし、実際に腹診をすると、異なることがあります。表に熱がありながら、裏に寒があること(真寒仮熱)です。
なぜ治療が難しい皮膚疾患に漢方が有効か?と申しますと、真っ赤=熱という西洋医学的な単純な公式が、皮膚疾患では通用しないからです。
誤って白虎湯を使ってしまうような真武湯証、四逆湯証が皮膚の病にはあります。
そのため治療に際しては、体表の寒熱に惑わされず、体内に何が邪気としてあるのかを見抜くことで、オーダーメイドの治療が可能になります。
Q7. 花田院長の漢方の師匠はどなたですか?
→A7. 金匱会診療所の山田光陰先生、山田享弘先生です。漢方の指南書であるツムラの赤本の監修者、故山田光陰先生から「陰陽虚実、表裏内外」という言葉を賜りました。
皮膚科医として表を診ることはもちろん、漢方専門医として、陰陽虚実、表裏内外をしっかり捉え、全身を整えていきます。
Q8. 花田院長の漢方の流派は?
→A8. 江戸時代から発展した漢方医学の一派で、証を重視した和漢古方派の山田流です。傷寒論や金匱要略といった歴史的な経験に基づく古典医学書(→様々な症状に対応可能できる根拠)に記載された漢方を実践しています。料金について
- 当院では保険診療が中心です。
3割負担で2週間分処方の場合、
1,000円~2,000円程度
(処方内容により変動)です。 - 煎じ薬にもご対応可能です。
漢方外来とあわせて受けられる診療
漢方外来の担当医
- 花田院長
- 北村医師
医師診療予定表で担当医を確認後に受診をお願いいたします。
あわせて読みたいページ
監修:東洋医学会専門医 皮膚科専門医
六浦皮ふ科院長 花田美穂
携帯のバーコードリーダーでQRコードを読み取ることで携帯版ホームページへアクセスできます。