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食物・果物アレルギー
口腔アレルギー症候群(OAS)

横浜市金沢区 六浦皮ふ科
(六浦駅 1分)

アレルギー専門医による診断と治療

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果物アレルギー・OASとは

果物や野菜を食べた直後に、口のかゆみや喉のイガイガ感は食物・果物アレルギー、口腔アレルギー症候群(OAS)の可能性があります。

六浦皮ふ科では、アレルギー専門医が症状に応じた検査と治療を行います。

症状

  • 口の中や唇・舌のかゆみ、腫れ
  • 喉のイガイガ感や違和感
  • 軽い蕁麻疹から、まれに呼吸苦・アナフィラキシーなどの全身症状

これらの症状は、果物や野菜を食べて数分以内に出現します。
熱や調理でアレルゲンが壊れると症状が出ないこともあります。

原因

OASは花粉症と関連するアレルギー疾患です。

花粉のアレルゲンと果物・野菜のたんぱく質が似ているため、交差反応を起こして発症します。

代表的な関連例

  • シラカバ花粉:リンゴ、モモ、ナシ、サクランボ
  • スギ花粉:トマト
  • ブタクサ花粉:メロン、スイカ、バナナ
  • ヨモギ花粉:セロリ、ニンジン

日本アレルギー学会のホームページには詳しい情報が掲載されています。

検査方法

  • 問診:症状の出る食材やタイミングを確認
  • 皮膚プリックテスト:原因食物や花粉エキスで皮膚反応を調べる
  • 血液検査(特異的IgE):花粉や果物に対する抗体の有無を調べる
  • コンポーネント診断:交差反応か重症型かを詳細に分析

果物アレルギー
横浜六浦皮ふ科でのアレルゲン検査

血液検査(IgE検査)で以下の代表的なアレルゲンを調べることができます。

花粉 関連する食物
シラカバ リンゴ、モモ、ナシ、サクランボ
スギ トマト
ブタクサ メロン、スイカ、バナナ
ヨモギ セロリ、ニンジン

※必要に応じて食物パネル検査(複数のアレルゲンを同時に測定)も可能です。

アレルゲン検査の料金

健康保険で測定できます。以下の金額は3割負担の場合です。


特異的IgE検査では、1項目が110点ですので3割負担の方で330円です。これに、判断料144点が加わるため430円が加算されます。初再診料、処方料などは別途必要です。結果は1~2週間で出ます。
1種類検査したとき 約 760円
5種類検査したとき 約 2,450円
10種類検査したとき 約 3,770円

従来のアレルギー採血のほかに、
20分ですぐに結果がわかる検査も可能です。(保険適応)

採血が苦手な方でも簡単な方法で調べられますのでご相談下さい

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治療・対策

基本は原因となる果物・野菜を避けることです。
加熱や加工で症状が出ない場合は食べられることもあります。

  • 症状が軽い場合:抗ヒスタミン薬を内服
  • 花粉症が背景にある場合:花粉症治療を行うと改善することもある
  • 強い全身症状(呼吸苦・血圧低下など)がある場合:アナフィラキシーは、緊急対応が必要

重度のアレルギー反応が出た経験がある方はエピペンの処方が必要です。必ずアレルギー専門医にご相談ください。

よくある質問(FAQ)

Q. 果物をすべて食べられなくなりますか?

A. 全てではありません。加熱・加工すると食べられる場合もあります。

Q. 花粉症が治ればOASも治りますか?

A. 花粉症治療で軽減することもありますが、完全に消えるとは限りません。

Q. 市販薬で治せますか?

A. 軽症なら対応可能ですが、強い症状や呼吸苦がある場合は必ず医師の診察を受けてください。

Q. 果物を食べた後の呼吸苦は何科を受診ですか?

A. アナフィラキシーの可能性があります。必ずアレルギー専門医の診察を受けてください。

監修:アレルギー専門医・皮膚科専門医
花田美穂


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