帯状疱疹ワクチン
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帯状疱疹ワクチンの比較

帯状疱疹の専門家は皮膚科です。
どちらの帯状疱疹ワクチンを選ぶべきか、よく患者さんに聞かれますので、違いを下表にまとめました。


当院ではどちらのワクチンでも、ご希望に応じて接種することができます。
メリット、デメリットを考慮して選択してください。


統計的には、
65歳以上の帯状疱疹の発症率は年1%
・帯状疱疹を一生に2回発症する者は1~数%
とされ、
再発の方も受診されます。


過去に帯状疱疹になったことがある方の再発予防のワクチン接種については、発症後5年が目安とされていますが、
・1回目の帯状疱疹が本当に帯状疱疹であったか

免疫抑制の有無
の確認が必要です。最初から皮膚科専門医の受診が安心ですね。

帯状疱疹の既往がある患者への水痘ワクチン接種は必要か?【前回の帯状疱疹から5年以上経過後の接種が有効だが,既往と免疫抑制有無の確認が必要】|Web医事新報|日本医事新報社


商品名

ビケン

シングリックス

製薬会社

田辺三菱、日本

グラクソスミスクライン、アメリカ

適用年齢

50歳以上

50歳以上

種類

生ワクチン

不活化ワクチン

ウイルスの強さ

弱毒化

無毒化

予防効果

50~66.5%

84.1%
(投与8年時)

用法用量

皮下注射、0.5ml

筋肉注射、0.5ml

接種回数

1回

2回
(2か月間隔)

費用(両方自費)

8800円
(税込み)

22600円×2回
(税込み)

効果の持続期間

8年間、3~11年

9年間以上

免疫抑制状態の方

接種できない
(抗がん剤、リウマチ薬、免疫抑制剤使用中は不可)

接種できる
(抗がん剤、リウマチ薬、免疫抑制剤使用中も相談)

発売日

1987年、歴史あり

2020年、新しい

副反応

 

 

 注射部位の痛み

15%

78%

 注射部の赤み

44%

38%

 かゆみ

27%

記載なし

 腫れ

17%

26%

 筋肉痛

1%未満

40%

 疲労

1~5%未満

39%

 頭痛

1%未満

33%

接種後の院内待機時間

30分

30分

利点

価格が安い、副反応が少ない

予防効果が高い

欠点

予防効果はシングリックスより低い

二回接種が必要、副反応が多い

 

参考文献
添付文書 乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」 第3版
シングリックス | 医療関係者向け情報 GSKpro

ワクチンの予約

ワクチン接種は予約制となっております。
【通院中の方】
医師もしくは看護師にお声がけください。


【新患の方】

15時から17時にお電話でご予約をお願いします。
電話:045-784-0385

帯状疱疹の症状

ストレスや疲労による免疫力の低下が原因です。


はじめは皮膚の違和感や軽い発赤のみのため、
皮膚科以外では診断が難しいことがあります。
その後、はっきりとした赤い皮疹、痛みの強い水ぶくれ、を生じます。


治療が遅れると、
発疹は治っても痛みがずっと残り(帯状疱疹後神経痛)、
場合によっては、
視力低下、味覚障害、難聴を生じることもあるため、皮疹がでたら早期に皮膚科専門医を受診する事が重要です。


ご高齢の方では2割程度の方に、
帯状疱疹後神経痛が見られ、
この痛みは、ときに極めて激烈となり苦痛は大きく、
日常生活に支障がでる事となります。

六浦皮ふ科診療案内

【皮膚科】
酒さ(しゅさ、赤ら顔)、アトピー性皮膚炎、手湿疹、ニキビ、イボ、帯状疱疹、白斑、乾癬、円形脱毛症、掌蹠膿疱症などの皮膚科疾患
【美容皮膚科】
シミ、シワ、たるみ、そばかす、女性型脱毛、医療脱毛など
【アレルギー科】
じんましん、かぶれ、花粉症、食物アレルギーなど